仕事で幸せをつかむ方法とは?

自分のキャリアは自分で育てる、人生100年時代を生き抜くための3BOOKS

「働く」ことについての本当に大切なこと

「働く」ことについての本当に大切なこと

 

著者名:古野 庸一

白桃書房 (2019/4/5)

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仕事で幸せをつかむ方法とは?

書評

「働く」とは何なのか、皆さんも一度は考えたことがあるでしょう。
その答えは、年齢や立場そして仕事内容によっても異なるでしょうし、その日の心持ちによっても異なるかも知れません。しかし本書には、どういった時でも納得でき、共感できる内容が詰まっています。読み進めていくと、仕事に取り組む姿勢を自然に優しく、整えてくれているような感覚になります。これから働き始める人にとっては、働くことの心構えを自分に寄り添って教えてくれるような、温かさとパワーを授けてくれるでしょう。
本書では「生き残り」と「幸福」を共に満たすことの大切さが語られています。「生き残り」とは自分が周りから必要とされる人間になっていくことであり、「幸福」とは自分の強みを生かしながら自分の可能性を追求し、なりたい姿になっていくことです。その方法が著者の経験を織り交ぜながら、具体的に分かりやすく示されていますので、「何となく自分にもできそうだ」と感じさせてくれます。まもなく社会人になる人、働くことに行き詰まっている人、転職や人事異動を控えている人に、お勧めの一冊です。

ポイント

  • そもそも仕事とは何なのか
  • 仕事が楽しいとは、どういうことなのか
  • 仕事で自分がどのようにして成長していけば良いのか

エッセンス

世の中では、「人生100年時代」と言われています。私たちは、100歳まで生きるかも知れません。100歳まで生きるには、経済的な基盤が必要になってきますが、私たちが高齢者になった時、年金が十分にあるかは分かりません。そうすると、お金を稼ぐために人生の中で働く時間がより多くなるでしょう。働く、つまり仕事をすることはラクではありませんが、同じ時間を過ごすのであれば、仕事を苦しい時間ではなく、楽しくて充実した時間に感じられる方が、人生をより心豊かに過ごせるのではないでしょうか。
本書には、仕事にどう取り組めば、楽しくて充実した時間を過ごせるのか、多くのヒントがあります。肩の力を抜いて、そのヒントを感じ取ってみてください。

そもそも仕事とは何なのか

私たちは自分自身が仕事をしたり、仕事をしている人を目にしたりしています。この仕事とは、そもそも何なのでしょうか。その起源は「誰もがやりたがらない面倒なことを、やる気のある人が引き受けてきた」ことにあります。つまり、誰かの役に立っている、という「貢献」です。役に立つというのは、困っている人を助けることであり、誰かを喜ばせることです。それを企業ではモノやサービスという形で提供し、お金と交換しています。そして、モノやサービスを生み出したり、届けたりすることに関わっていくのが、仕事です。
仕事をするにあたって、困難が立ちはだかることは日常的です。その困難に、ストレスを感じることもあります。一方で、努力が報われるような嬉しいこともあります。そういった状況に向き合う心構えとして「ポジティブな感情も、そうでない感情も味わい尽くす」ことが大切です。そのためには、周りの人たちと様々な感情を分かち合える関係性を築く必要があります。

仕事が楽しいとは、どういうことなのか

仕事を楽しいと感じるポイントは、二つあります。
一つめは、仕事で誰かの役に立って周囲から認められたと感じることです。
褒められたり感謝されたりすると、嬉しい気持ちになりますよね。そうすると「この仕事をやって良かった」と思えて、その仕事に楽しさを感じられます。これは、自分の存在が意味のあるものと思えたことで、生まれる感情です。
二つめは、自分が仕事で成長できたと感じることです。
例えば、けん玉で上手くできる技の数が増えていくと、楽しくなりますよね。仕事も同じです。自分に上手くできることが増えていくと、その仕事に取り組むことが楽しくなります。上手くできるようになるまでは失敗が続きますが、ある時「こうすれば良いかも」と、これまでとの違いに気づきます。その気づきを活かして取り組み続ければ、いつか上手くできるようになり、その仕事が楽しく思えてきます。

仕事で自分がどのようにして成長していけば良いのか

実は、私たちの欲求や願望の多くは、仕事によって満たすことができます。欲求や願望の例として「名誉」「尊敬」「感謝」「評判」「成功」「達成」「成長」が挙げられます。これらの言葉から、「なりたい自分」になっていくことが仕事で実現できそうに思えてきますね。「なりたい自分」になるとは、自分が何かを成し得て成長していくことです。では、仕事を通じて自分が成長するには、どうすれば良いのか、それには二つのポイントがあります。
一つめは、「試行錯誤しながらも、行動し続ける」ことです。望んだり考えたりしているだけでは、何も得られません。行動し続けて初めて見えてくるものがあり、得られるものがあります。このことは、皆さんも経験から知っていることでしょう。
二つめは、「行動によって、できることを増やす」ことです。できなかったことができるようになれば、それは成長であり、強みを増やすことに繋がります。
仕事を始めて間もないうちは、この二つに全力で取り組んでいくのが良いでしょう。
そして、何年か経験を重ねると自分にできることが増えています。そんな時、さらに成長していくには始めてもらいたいことがあります。それは、「自分に合った仕事を見つけること」です。これは、自分が「できること」の中から見つけていきます。その見つけた仕事に天職の意識を持てれば、その仕事を「世の中で自分が担う役割」と感じるようになります。社会的な使命感とも言えるでしょう。使命感から仕事への意欲が高まって、より多くのことを学べるようになり、学びが世の中の誰かの役に立った時、自分の成長を実感することができます。

最後に

エッセンスの二つめで、周囲から認められることに触れました。これは楽しさに繋がるだけでなく、自分の「居場所」を実感することにも繋がります。居場所とは、その組織で自分が好意的に受け入れられている状態や、組織の中での役割を指します。また、居場所を持ち続けるポイントとして、職場のメンバーなどの様々な人と良い繋がりを保つこと、そして経験から学んで能力を高めておくことが挙げられます。周囲から認められ、自分の能力を発揮できる機会が増える。これは、自分が周囲から必要とされている証ですし、仕事で生き残れる可能性を高めます。また、仕事の楽しさや自分の成長を実感すると幸せな気持ちになり、生きる力が湧いてきます。このように、生き残りを実現することと、幸せをつかむことを同時に叶えるのが、仕事をする、つまり働くうえでは大切なことなのです。
生き残りを実現することだけに意識が向いていると、仕事を苦しく感じてしまう時もあるでしょう。そうならないためにも、仕事を楽しみながら成長を続けることで、幸せをつかんでください。それを通じて、心豊かな人生を送られることになるでしょう。

仕事で幸せをつかむ方法とは?

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著者名:古野 庸一

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